気分の浮き沈みをコントロールする方法
無性にエネルギーが湧いてきたと思ったら、急に無気力になったりするなんて経験はないだろうか。
こういう時に、自分でコントロールする方法を一つ紹介したい。
感情の把握
まずは自分の感情を把握する。
主観的に「マジイライラする!」
ではなく、
客観的に「あ、自分今すげーイライラしてるわ」
と他人を見るようなイメージで、その感情に意識を向けよう。
コントロールの第一歩は俯瞰すること。
コントロール不能な2つの状態
次に2パターンのどちらに当てはまるかを理解しよう。
- エネルギーが爆発してる状態
- エネルギーが不足している状態
1ではこのような状態になる。
- パニック
- 怒り、イライラ
- 警戒心、不信感
- 心配、不安
- 緊張
生理学的には命を守るための防衛反応である。
だが、現代社会においては多くの場合が過剰反応にあたる。
つまり、本当に死に直面している状況ではないということ。
そして、2ではこのような状態になる。
- うつ
- エネルギーがない
- 悲しい、寂しい
- 無気力
- 疲労困憊
- 生気がない
車で言えば、ガス欠状態。
コントロール可能な状態
レジリエンスとは、抵抗する、戻る力のこと。
体で言えば、免疫のことである。
つまり、失敗したり傷付いたりへこんだり、大変なことがあっても、そこから立ち直れるということ。
決して穏やかではない。
しかし、その不穏な波をサーファーのように乗りこなせる状態。
それがレジリエンスゾーンだ。
入る、戻る、とどまる
気分の浮き沈みをコントロールするには、レジリエンスゾーンに入る、戻る、とどまる方法を知る必要がある。
そのための練習を紹介する。
やることは至ってシンプル。
あなたの人生で良いもの、好きなこと、好きな場所は何かを考えよう。
例えば、
- 好きなもの
- 落ち着く場所
- 安心できる音楽
それをイメージする。
毎日ちょっとずつ、
- 通学通勤の電車で10分
- 寝る前の10分
- 料理が出てくるまでの10分
- 湯船に浸かっている10分
繰り返しやることで自分の中にある恐れから解放されるだろう。
こんなのバカバカしいと思ってるだろう。
そんなこと言う前にとりあえず試してみるのはどうだろうか。
今後も感情に振り回されるか、今自分の感情と向き合って自分をコントロールできるようになるか。
それはあなた次第。
<ではまた今度、Salut!!>
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