【経験者が語る】浪人生の生活
浪人生活ときくと、ネガティブなイメージを持つ人が多いのではないだろうか?
しかし実際は必ずしもそうではない。
自分の実体験から、浪人生活について話そうと思う。
浪人生活は本当に辛いのか
浪人生活といっても、人によって大きく変わってくる。
私も浪人生活を経験した一人。
私の今に至る経緯を軽く紹介したい。
私は大学受験で現役生の時、方向性が定まらなかったことが原因で、望む結果を出せず失敗した。
唯一受かった大学に進学すれば、必ず後悔することになると思い浪人を決意。
そして9ヶ月ほど浪人生活をし、カナダの大学に進学、2020年9月現在在学中である。
浪人生活は、ひたすら自分と向き合う日々だった。
現役時代に
- 自分が本当に何をしたいのか
- 大学で本気で学びたいことは何なのか
が分からず失敗したことをうけて、徹底的に自己分析をすることにしたのだ。
予備校でも、AO入試などで必要な志望理由書を書くための準備(自己分析など)を行った。
その過程で、自分が興味のある分野については、大学などで専門的に扱うような論文を読むこともあった。
余裕のある生活
一方、生活そのものは充実していた。
学校がない分、時間は十分にあった。
そのため睡眠も十分に取ることができた。
はっきり言って、生活だけで「辛い」と感じることはほとんどなかった。
浪人中、国際系の大学や海外進学に力を入れている予備校に通っていて、自分と同じ立場の浪人生も何人かいた。
周りの浪人生も同様、現役生の時の生活よりずっといいと話していた。
中には「現役の時より無駄なことをやらずに済む」と言う人もいた。
つまり、学校行事や入試で使わない科目など、結果に直接つながらないことがなくなり、結果を出す作業にのみ集中することができるのだ。
だからこそ「充実」していると感じるのかもしれない。
もちろん、現役生の時のように切磋琢磨できるやうなクラスメイトはいなかった。
大手予備校に通っていた浪人生なら、浪人生仲間はいたのかもしれない。
私の場合、予備校にそれほどコミットしていなかったため、基本的に一人で勉強していた。
一人ひとり状況は異なる
しかし、これはあくまでAO入試や日本国内の国際系の大学を受験(一般入試含め)する予定のあった人だ。
もし、医学部受験で浪人していたとすれば、状況は大きく異なってくるだろう。
おそらく、一般的にイメージするような孤独で辛い受験生活かもしれない。
受験生本人によっても状況は異なってくる。
なぜなら、浪人したところで勉強しないのであれば、当然それほど大変な生活を送ることにはならないだろう。
だから、浪人を考えているのなら、浪人生活を心配する前に考えてほしい。
- 何のために浪人するのか
- 浪人することは現実的な選択肢なのか(経済的理由など)
また、再チャレンジする場合に必要な書類を発行してくれる学校のサポートがあるかも確認する必要がある。
家族や学校とよく話し合ってから決意を決めてほしい。
そして、もしあなたが浪人したとき、どんな生活になるであろうかということを前もってイメージしておくことが大切である。
どのような生活を送るかはあなた自身が決めることだから。
<ではまた今度、Salut!!>